Note!
泉門(せんもん)とは(通称ペコ)頭のてっぺんあたりにある骨のない柔らかい部分のことです。
その部分には骨がなく真下は脳になります。
頭の骨は1つの骨でできているわけではなく、いくつかの骨が組み合わさっています。
成長する上でぶつかりあわないよう遊びのスペースを持っていて、その間を「泉門(せんもん)」といいます。
成長に伴い、一般的には閉じていきます。
人間も赤ちゃんの頭って柔らかいのですが、成長するに伴い非常に硬くなっていきますよね。
チワワのようなドーム型の頭の形の犬や短頭種の犬たちの中には、この泉門が閉じずに開いたままの
犬が多く見られます。
この泉門と水頭症の因果関係は明確にはなってはいません。
泉門が開いている=水頭症ではありません。
泉門が開いていることは水頭症の症状の1つである場合もありますし、
泉門が開いていることが水頭症のリスクになる場合もありますし、
まったくの無関係という場合もあります。
水頭症のように頭蓋内の圧が上昇するような状態だと、この泉門は閉じづらくなってしまいます。
しかし水頭症の犬でも、泉門がきちんと閉じている犬もいます。
ただ、泉門部分は柔らかく脳が近いので、頭に衝撃が加わると、致命的なダメージを受ける場合もありますので、
気を付けるようにしましょう。