●拾い食いは危険がいっぱい!
犬の拾い食いは大変危険です。
道端に落ちている物に毒物が入れられており、それを食べた犬や猫が亡くなってしまった、
というニュースを時々耳にします。
雑草を食べる犬もいますが、除草剤などの農薬がまかれている事もあるかもしれません。
植物でも、犬にとっては中毒を起こすものも多々あります。ユリ科の球根だったり、
ナス科の芽や葉などもそのひとつです。
また、家庭内でも、食事やおやつなどの人間の食べ物などを落としてしまったものを食べてしまう事によって
食べ物によっては、下痢や嘔吐など中毒症状を起こす事もあります。
もし、お薬などでも落としてしまって、それを食べてしまったら・・・。
そんな危険性がある状況を回避する為に「拾い食い」の癖のないようしつけをする必要があります。
■拾い食いしてしまう理由
勿論、犬は食べ物に対しての執着心が多いにある事が起因です。
また、ゴールデンなどの好奇心の強い犬種に関しては、遊びの一環の中で
誤飲誤食してしまう事もあります。
そこには、口にしてはいけないものを口にした際、飼い主さんの対応が非常に大きな原因になっている
場合があります。
もし、愛犬が口にしてはいけないものを口にした瞬間、あなたはどんな対応をしますか?
しつけの心得!にあったように、特に女性は声が高く、表情も優しく見えるのか、愛犬は騒いでいる飼い主さんを見て、喜んでいる!と勘違いしてしまいます。
■拾い食いをさせないしつけ
基本は【しつけの基本】~考え方~にある「基本2:「オペラント条件付け」の2にある
①「ご褒美」を与えられることにより、行動が強化されるの考え方に基づいてしつけを行います。
step1: 愛犬の好きなおやつを床に置いておきます。
step2: 愛犬が近くに行こうとした時「マテ」の号令で静止します。
step3: 「マテ」が出来たら飼い主さんの手からおやつのご褒美を与えます。
もし、愛犬がマテの号令を聞かずおやつを食べようとした場合は「④「罰」や「叱る」などの行動をすることにより、行動が弱化される」に切り替えます。
step1:2:の後、
step3:愛犬に「ダメ!」ときつく言う、又は愛犬が驚く大きな音などを立てる。
step4:おやつを食べずに止まったら、しっかり褒めて飼い主さんの手からおやつを与える
上記の内容を繰り返し行う事で愛犬が学習してくれるように誘導します。
但し、犬の集中力はもって10~15分程度です。その範囲で練習をするようにしましょう。
POINT!
基本となるのは、飼い主さんとの主従関係が理解出来ているかという点が重要です。
●【応用編】
少し出来るようになったら、場所や環境を変えて実践してみましょう。
外などでは、色々なものに興味が行く中で、あなたのコマンドをしっかり聞く必要があります。
これも繰り返し行っていきましょう。