しつけの心得!

 

★愛犬の利口さはあなたの利口さ

しつけはあなた次第!よく「うちの子は頭が悪くて…」(謙遜ではなくて)なんて言う人もいますが、それは非常に恥ずかしい事です!あなたは「私は頭が悪くて…」と本気で言っているのと同じなんです。それで済む問題でもありませんよ!(うちの子天才!っていう飼い主もどうかと思いますが(笑))

★甘やかすだけじゃダメ!かわいがるだけじゃダメ!

猫かわいがりする飼い主さんも多いのですが、それだけでは、あなたのリーダーとしての立場は築けません。「褒める」と「叱る」のメリハリをしっかりと付ける事が大事です。過度の甘やかしやかわいがりはあなたと愛犬の為になりません。

★愛犬の価値観を作るのはあなたです!

●褒められて伸びるタイプ?叱られて伸びるタイプ?

しつけの基本は、「その子にあったしつけをする」です。人間でも、褒められて伸びるタイプと叱咤激励をされて伸びるタイプっていますよね。犬も同じです。それぞれのパーソナリティにあったしつけの方法をとらないと、いくらマニュアル通りにしつけをしたところで愛犬には響かなかったりするんです。それを探し出すには、色々試してみて愛犬の反応をみながら反復練習をするというアグレッシブな行動が必要、つまりかなりの根気が必要になります。絶対に諦めないで下さい。
その行動には原因・理由があり、それをクリアすることで新しい結果が生まれます。人間も同様というお話をしましたが、あなたも上司やパートナーに噛み付く時、原因・理由がありますよね。
あなたは何の為に仕事をするのか?何の為に食事をするのか?何の為に…生きる為?生活を営む為?勿論それはあるでしょう。生きる基本には衣食住が必要不可欠、ただ、それをよりよいものにする為、満足感・充足感を得る為に頑張っているのでしょう。犬も同様です。愛犬にとって衣食住は最低限あなた(リーダー)に確保されているものです。

では愛犬の満足とは何か、あなたと心が通じている事、欲求を満たされる事なんですね。つまり、欲求が満たされない事で問題行動が起きる訳です。では、その欲求をあなたの生活にインクルード出来れば問題ない訳です。例えば、Aという人のある行動に対して、あなたは非常に憤慨しています、でもBさんは「別に」と言います。そこの差は何でしょう。大きなくくりで言うと価値観の違い。そう、わんこも同じで価値観の形成をあなたの生活にあった形で、形成すればよいのです。

それがしつけなんです。

しつけの基本は「これをしたら褒められた」「これをすると叱られる」という犬自身の認識にあります。
わんこにとって「こうしたい」=「あなたに褒められたい」なんです。
そして、犬の社会的地位を高める為にも、周囲の人達に迷惑を掛けない事も重要です。そんな価値観を形成するためには、あなたが犬の正しい知識を身に付ける事は、必須且大重要な事なんです。

●女性はなめられがち!?

はじめのうちは犬は言葉が理解出来ません。あなたの表情やジェスチャー、声のトーンなどで判断をします。従って、女性は叱る時でも、声が高く、叱っている表情も優しくなりがちで、犬に伝わりにくい事も多くあります。愛犬が分かりやすいように、褒める時と叱る時のメリハリをしっかり付ける事が大事です。

●家族で飼う場合は、家族で統一したコマンドにする

犬は2~3歳児と同様の知能を持つと言われています。つまり言葉を理解する
能力があります。ただ小さな子に違う言い回しで話して、それが同じ内容であると理解出来るでしょうか?愛犬も同様です。必要なコマンドは統一して教えましょう。そうする事で愛犬の理解度はグッとアップしますよ。


しつけの心得として、あなたがリーダーである事の認識を愛犬にさせる事が、とても大事になります。それは、あなたの行動ひとつで決まっていきます。

この心得を頭に入れて愛犬のしつけに臨む事で、愛犬があなたと共生する上で、お互いに幸せになれるかどうかが決まってしまうと言っても過言ではありません。

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