柴犬の飼い方

  • しつけやすさ   ★★
  • 必要運動量    ★★★★
  • お手入れ     ★★
性格・しつけやすさ
日本犬特有である忠誠心の非常に強い犬種です。飼い主をリーダーと認めると非常に従順で賢いのですが、頑固で縄張り意識が強いので、仔犬の頃から、色々な経験や沢山の人や犬に慣れさせ、社交性を養いましょう。頭がよいので、飼い主が一貫性のある毅然とした態度で接する事が大事です。褒めると叱るのメリハリをしっかりつけてしつけをしましょう。
必要運動量
猟犬だったこともあり、運動量の高い犬種です。食事と運動のバランスに注意しながら、毎日、十分な運動と遊びをしましょう。
お手入れ
ダブルコートで抜け毛が多い犬種です。一年中自然換毛する犬種ですのでブラッシングはこまめにしましょう。また、ブラッシングは抜け毛や汚れの除去と皮膚マッサージの意味もあるので、こまめにブラッシングをするようにしましょう。体にしこりやできものがないかも確認しながら体調管理も併せてお手入れをしましょう。

使用するブラシ
●獣毛ブラシ又はラバーブラシ
⇒ブラシの種類はこちら

 

スタンダードサイズ

体高 ♂:39.5cm±1.5㎝ ♀:36.5cm±1.5㎝
体重 9-14㎏


歴史(原産国:日本)

縄文時代から人間と共生していたと言われる小型犬で、先祖は原始時代に南方から渡ってきたとされています。
平安時代には、獣猟犬として鷹狩りやウサギ狩りなど、本州中部の山岳部を中心に、人間の良きパートナーとして暮らしてきました。また、猟犬として、時にはクマやイノシシにも直接向かっていくなど、勇敢な性格と不屈の精神力が要求された犬種でもありました。
第二次世界大戦後、その数は激減してしまいます。さらに、1952年にジステンパーが流行したことによって、その頭数は10分の1になってしまい、絶滅の危機にさらされました。その後、日本犬を保存するという目的で「日本犬保存会」が設立され、貴重な文化財として柴犬を含めた日本犬を保護することが推奨されたため、昭和11年12月に柴犬は「天然記念物」に指定されました。

POINT!
近年「豆柴」という小型の柴犬が人気です。サイズ的には、柴犬は牡38~41cm、牝35~38cmですが、豆柴は牡30~34cm、牝28~32cm。ただ、豆柴と言っても柴犬と同じ位も大きさになる場合も少なくはありません。
豆柴はJKCでは認められていない為、血統書は「柴犬」になります。
また、豆柴は血統的に安定しない世代は、骨格のユガミ、歯の欠落等、固体に異常のあったり、性格的に極端にシャイであったりと、様々な問題を抱えている可能性もあります。

カラー

赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻



 

気を付けたい病気

皮膚疾患